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【世界では行わない日本だけの青田売り】マンション・不動産 青田売り! [ニュース]

・そもそも【青田売りとは?】

稲の収穫前に、その田の収穫量を見越して先売りする事。

売却先はおもに米穀商や肥料商で、金の前借りをそて不当に買いたたかれる場合が多かった。

戦前の農村で広く見られ、黒田売りなどもあった。


【不動産の青田売りとは?】

未完成の建物を販売することを『青田売り』といいます。

新築マンションや一戸建ての分譲では、この青田売りが主流となっています。

「広告開始時期の制限」として建築確認取得前に青田売りの広告を出すことを
禁止しており、また、契約時には建物が完成していないため、

「工事完了時における形状・構造等」を書面で説明することが義務付けられています。

青田売りの場合には、実際の設備や仕様などをモデルルームや図面で確認することになります。


★『建物完成前にモデルルームで購入させる日本』

日本の分譲マンションは、「青田売り方式」。

建物ができる前に販売を開始し、購入者別棟の販売センターで模型や完成予想図、

モデルルームを見て購入を決める。

その後、金融機関に住宅ローンを申し込み、審査に通ると、

売主の不動産会社と売買契約を結ぶ。

その時点で払うのは、分譲価格の1割程度に当たる手付金。

残りの代金は、建物が完成し、引き渡し時点で支払う。


・総戸数が数百戸の大規模マンションであれば、数百の金融取引が建物引き渡し日に
向けて進行する。

そのため、日本のマンションでは「建物引き渡し日」はしっかり守られてきた。

逆に言うと、この「建物引き渡し日が正確」であることを前提に、

「青田売り」が可能になっている。



【世界の国々では「青田売り」は行わない。】

世界の国々では、建物の外枠ができ、

後は内装や設備を入れるだけの状態で分譲されるのが主流である。

内装や設備は購入者が決まってから工事される。

この方式を『青田売り』に対して、『スケルトン売り』と呼ぶ。


・「スケルトン売り」の背景には、「建設工事は、当初予定より遅れるのが当たり前」
という社会認識がある。

予定通りにいかないことが認められているのだ。

このやり方であれば「工期の期限」を受けることはない。

くい打ちに失敗すれば、やり直す時間があるわけだ。



・「スケルトン売り」には、もうひとつ別の利点がある。
それは、建物完成時の相場価格で販売されるので「工事費用の不足」
を補いやすい、という利点だ。

逆に日本で一般化している「青田売り」方式では工事費用が不足しやすい。






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タグ:青田売り
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